寒 水 会
「寒水会」は、旧制諏訪中学・諏訪清陵高等学校の第一校歌「東に高き」と、
旧制府立五中・東京都立小石川高等学校の校歌がともに伊藤長七の作詞になる、
という縁で生まれた。その発端は、2001(平成13)年9月に発行された『東京清陵会
だより』第12号で「特集 寒水・伊藤長七の足跡を訪ねて」が組まれたこと、
あわせて10月19日に開催された東京清陵会定期総会・懇親会で、伊藤長七の作品
「小諸を去る辞」が伊藤ひろこ(長七の孫)により朗読されたことである(いずれも
当番幹事68回生の企画による)。
「特集 寒水・伊藤長七の足跡を訪ねて」作成にいたる過程で、清陵OB、
小石川OB、伊藤家、小諸の関係者のつながりが生じ、以後2019年にいたるまで、
足掛け20年に及ぶ「寒水会」の活動が続いた。その活動の核にあったのは、
教育者伊藤長七の事蹟と生涯を探究し、近代日本の歴史の中に位置づけたい、
という清陵・小石川OB有志の共通の思いであった。「寒水」とは伊藤長七の
号であり(一説に諏訪湖を意味するという)、研究及び関連する活動をいつの
ころからか「寒水会」の名称で呼ぶようになった。ここでは、一括して
「寒水会」の活動と呼ぶ。なお、伊藤長七が諏訪にいたころから、友人達が
寒水会という名の集まりを持っていたようである。由緒ある名称ということになる。
(春山明哲 寒水会・伊藤長七研究の記録より)
詳細および経緯等は下記pdfをご覧ください。
寒水会・伊藤長七研究の記録(pdf)(更新しました)
第2回伊藤長七研究フォーラム報告(東京清陵会だより30号から)
紫友同窓会(東京府立第五中学校、都立小石川高校、都立小石川中等教育学校同窓会)の
中村喜一氏が運営されている「按針亭」伊藤長七サイト